取り組んだ方々の声

体験談 RTくん(22歳・東京)

子供と向き合うということ

子供が学齢期にはいり、「自分が頑張るしかない」 そう思って一生懸命になりすぎていたときには、子供も自分も、そして家族みんなが追い詰められたようになりました。

やるべきことに囚われて、気がつけばあの手遊びやカードを楽しんでいた時のように、子供との時間を楽しむ余裕をすっかりなくしてしまっていました。
いつも余裕がなく、子育てにあせり、結果を急いでいる自分をふと、「なぜ自分はこんなことをしているんだろう」と、立ち止まることになりました。
それくらいこのまま前に進めないときがきていたのです。
子供のせいではなく、いつの間にか自分が小さいときにやり残してきたと感じていたことや親の期待にこたえられなかった自分、肯定できない過去の自分を、
子供に向かうことで取り戻そうとしていたからではないかと気付きはじめました。
そういう意味で、共存では子供に依存して生きていたのだと思いました。

結局、子供と向かい合うことは、自分や家族と向かい合うことでした。
自分は良い声がけができているだろうか、夫婦関係はどうだろうか、親子関係はどうだろうか、そして何より自分を大切にして生きているだろうか…。
そして、障害のある子供を育てるということは、闘うことではなく、乗り超えることでもなく「家族が幸福で生きるためにどうしたらよいかを考えることなんだと、やっと気がつきました

デトックスが進んで子供が落ち着くことで、いろいろと考える余裕もできたのだろうと思います。

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